2009年6月22日 (月)

日本司法書士会連合会定時総会にて

6月18日、19日の両日、千葉県浦安市の東京ベイホテル東急において、定時総会が開催された。多くの議案を二日間にわたり、全国50会の会長、代議員が熱心に議論を行った。

私は、2年前の定時総会で承認された「市民ひとり一人の立場にたった法教育を実践する決議」を受けてのこの2年間の連合会の取組みについて質疑を行った。質疑冒頭、連合会の法教育推進委員会の精力的な活動、また各地での全国会員の取組みに対して敬意と感謝の意を表明させていただいた。

連合会担当者からは取組み状況について報告があったが、さらなる組織的取組みを推進することによって、地域での活動がより活性化するよう望むところである。

法テラスとの連携については、司法支援部門との連携をしつつさらに働きかけをしたいとの答弁があった。法教育研究会報告書にも法教育情報提供等のための連携については、さらに進めていただきたい。

支援型法律家を目指すとする連合会の方針の実現には、私たち自身がより法教育の精神、市民を主役とするための自身の立ち位置をあらためて確認をしていく必要があるのではないだろうか。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2009年2月22日 (日)

相談者の心と向き合うために

いつのころからか、クレサラ問題に関する自主研修会を毎年開催するようになりました。これまでは、弁護士、司法書士を講師に実践的な研修を重ねてまいりました。

今回、神奈川の司法書士稲村厚氏をお招きして、「相談者の心と向き合うために~のめりこみと多重債務の問題を中心に~」というテーマでお話をしていただくことといたしました。

私自身、依存症に悩む相談者の多重債務問題の解決のために取り組むことが少なくなく、法律家としての限界、医療関係者との連携等の必要性を感じながら業務を行ってまいりました。法的解決をしてあげるだけが多重債務者の真の解決になるのだろうか、生活の再建をするためには心の問題も解決をしていく必要があるのではないだろうか・・・でも、それは法律家としての職務ではないのではないだろうか等々日々悩みながら仕事をしております。

3月7日(土)13時15分~福島県郡山市総合福祉センター5階で開催

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2008年12月17日 (水)

中学校での法律教室

12月7日の日曜日、市内、といっても中心地より20キロ近く離れた、しかも山を越えていかなければならない場所にある中学校に招かれて、お話をさせていただく機会がありました。「親子学び講座」ということで、市の教育支援センターが主催する事業でもあり、当日は、日曜参観日の後の時間を1時間いただき、中学校全校生徒と保護者のみなさんにお話をしました。

要請のあった「インターネット・携帯電話のトラブル防止法」といったような内容でしたが、当地は山間地であり、今では珍しく携帯電話がつながらない地域ですので、都会の子どもたちと違い、ほとんどの子どもたちが携帯電話を持っていませんでした。すばらしい自然環境(有名な猪苗代湖畔の町)の中でのびのびと育つ子どもたちの目は輝いていました。インターネットや携帯電話など興味なし?といった雰囲気の中で、未来に向けての話をしました。

この学校は、中小統合校で同じ敷地内中小の両生徒が自由に行き来ができます。小学生は先輩の姿を見て中学校に憧れを持ち、また、中学生は年少の子どもたちの面倒を見るといったいい関係があります。また、職員室もひとつで、先生方のいい交流もあるようです。校長先生だけが掛け持ちで忙しそうでしたが、そんな中でも先生も生徒も生き生きとして学校生活を過ごしているということを肌で感じてまいりました。

教育課程の中でも情報教育というものが正式に導入されているというお話もうかがいました。まずは、それぞれの子どもたちが正しい情報を見極める力を育てることも大切なのでしょう。

久しぶりに子どもらしい子どもにお会いでき、エネルギーをいただいて帰ってきた気がします。有意義な日曜日でした。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2008年9月18日 (木)

法学セミナー(日本評論社)より

日本評論社で月刊誌として発行されている「法学セミナー10月号」に「法教育の現場から~教室と社会をつなぐ司法書士の役割」という私の小論を掲載していただきました。私自身平成10年から地元の高等学校等へ出向いて法律教室の場で子どもたちや教員のみなさんに語りかけてきております。その当初のことを回顧しながら書き綴ってみました。興味がある方はお読みください。

先週末(9月13日に大阪で開催された全国青年司法書士協議会という若手司法書士で組織する研究団体の全国規模の研修会で、法教育をテーマに取り上げた分科会がありましたので、朝の新幹線に飛び乗り、最後までは参加できませんでしたが、最終の新幹線にk間に合うまでの時間ぎりぎりまで、教育現場で法教育活動を実践している教員のみなさんや司法書士の仲間の話をお聞きすることができました。みなさん、生き生きと語る姿は、ほんとうにこれからの子どもたちを社会をなんとかしようという共通の思いであふれていると感じました。

福島~大阪の日帰り新幹線の旅、とても有意義な旅でした。日々、もっともっと余裕のあるまさにワークライフバランスに心がけた生き方をしないと・・・とも感じた一日でした。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2008年9月 9日 (火)

高齢者・障害者の財産と福祉を守る成年後見電話相談会

福島県司法書士会では、毎年敬老の日がある9月に標記相談会を開催しています。今年で12回目という歴史のある相談会です。税理士会、社会保険労務士会、人権擁護委員会、社会福祉士会、社会福祉協議会といった高齢者・障害者の問題解決のために関連する団体・機関からも協力をいただいて電話・面談の相談に応じています。

私が受けた電話での相談。50歳代後半の独身男性からの相談でした。警備員の仕事をしながら、90歳を超える老父の介護を一人で担い、警備員の仕事をしながら、心身ともに疲弊している様子が電話口の声から感じられます。父とともに・・・といった死をも示唆するような言葉ありましたので、時にはストレスからか興奮した口調で何の協力もしてくれない兄弟姉妹への恨みの言葉もじっくりと耳を傾けました。当初は法律相談が目的のようでしたが、最後はいろいろと思いを発散できたのか、落ち着いてあらためて考えてから司法書士会に電話をかけますという言葉で電話を切りました。

応えてあげるということが相談の大事なことかもしれません。自身の日々の執務姿勢をも省みる機会となりました。悩み苦しんでいる市民はたくさんいる、そのためのアクセスポイントを各地に作ってはいるものの、なかなか相談窓口にたどり着けないで彷徨う市民は少なくないなと感じています。

身近な相談相手を標榜する司法書士はもっと市民に近寄り、その顔を見せる必要があるのかもしれません。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2008年8月 4日 (月)

星空を見ながら

8月2日の深夜11時からボーイスカウトの中学生、高校生らとともにオーバーナイトハイクに挑戦、7時間で27キロの距離を一歩一歩かみしめながら歩き通した。星空を見つめながら、カエルや虫の声を聞きながら、また、深夜の交通量の多さを感じながら、声を掛け合いながらひたすらゴールを目指した。

今、子供たちは深夜型が多いのだろうか。眠気を訴える者はいない。しかし、普段歩く機会が少ないのだろうか、後半は足を引きずる者が増えてきた。原始的に生きてきた私は、日常生活では睡眠している時間に起きていることが不思議。睡魔との苦闘が続けられた。歩くことは人間の基本。歩き通せたことに自分の足に感謝。

新しい朝を迎えることができたことに感謝!感謝!

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2008年6月23日 (月)

男女共同参画社会の実現へ

日本司法書士会連合会の第70回定時総会において、組織員より提案された「男女共同参画社会の実現を推進することを宣言する」議案が賛成少数のために承認されませんでした。

私は、男女共同参画社会とは・・・男性・女性というくくりで束ねることなく、それぞれの個性を大切に性別にかかわりなく「自分らしく生きることができる社会」であると考えています。

このような視点は、日々市民の相談を受ける私たち司法書士誰もが必要とされる視点ではないかと思います。引き続き、組織として、そして個々の司法書士がこの視点を抱くような活動は自分なりに進めていきたいと思います。それは、法教育の現場で子どもたちにも伝えていかなければならないことでもあります。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2008年5月13日 (火)

時間創出法

ブログを書き始めて、いろいろと発信をしようと思いつつ、なかなか実現ができていないのが現実です。この連休中も法教育について依頼されていた原稿を締め切りを大幅に遅れて書き上げるという始末で編集者には大変な迷惑をおかけしている次第です。

さて、単位司法書士会の会長に就任をして約1年になりました。今は、定時総会を今月下旬に控えて、県内各支部(6支部)の総会におうかがいをして、挨拶をする機会を得、また、いろいろとご意見をいただいております。

確かに、公務が増えたのは間違いありませんが、そんな中、何とか時間を作る、創出しようと工夫をしております。まずは、昔からの早起きによる時間創出、電話の鳴らない静かな中での仕事は、昼間のあわただしい中での仕事と比べると、数倍の能率アップです。そして、電車やバスでの移動による時間創出も効果的です。自分がハンドルを持って移動する時には、耳からの情報しか入りませんが、電車やバスでの移動では、待ち時間も加えて本を読む時間を作ることができます。健康的であり、環境にも優しく、さらには町の様子も観察できるという利点もあります。

「忙しい」は言い訳でいくらでも叫べますが、そっと時間を創出することに密かな楽しみを見つけ始めている今日この頃です。

| | コメント (1) | トラックバック (0)

2008年3月 7日 (金)

社会公益活動への誘い

福島県司法書士会の会長として、今月会員への発信メッセージです。

プロボノ活動(社会公益活動について書いてみました。)

社会公益活動への取組み~身近なところからの実践を~

 平成10年12月、ひとりの青年司法書士の熱い思いから「高校生のための法律教室」が県内で初めて開催されました。それから毎年多くの会員のみなさんの協力と教育現場の理解により、この事業は10年の歴史を刻んでまいりました。今年度は各支部の協力もあり、26の高校へ出向き、社会に巣立つ前の高校生たちに、消費者トラブルや契約社会での責任等について、身近な問題として捉えてもらおうと、多くの会員に語りかけていただきました。

私たち司法書士は、予防司法の担い手としても、市民から大きな期待を寄せられています。「法律教室」の講師として高校生たちに語りかけることのみならず、会員のみなさん誰もが日常業務の中で相談者や依頼者に対し、法律を噛み砕いてわかりやすい言葉で話すことにより、トラブルの予防に役に立っているということを実感することもあるのではないでしょうか。それこそが身近に行われている消費者教育・法教育のひとつの形なのではないかと思います。このように身近なところで法律家の使命としての社会公益活動を実践することができるのです。

司法書士倫理第7条には、「司法書士は、公益的な活動に努め、公共の利益の実現、社会秩序の維持及び法制度の改善に貢献する。」とあります。本会では、法律教室事業をはじめとして、講師派遣事業等を社会公益活動として推進しておりますが、これらの事業以外にも、相談センターや各種相談会での相談活動、民事法律扶助制度の活用等、司法書士としての職務を通じて社会への貢献を果たせる場面は私たちの職務の拡充とともにより多くなってきているものと思います。

まずは、身近なところから、社会公益活動を実践してみてはいかがでしょうか。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2008年1月 4日 (金)

新しい年を迎えて

毎年仕事始めの日には、手帳の裏表紙に自分自身の心の目標を書き留めます。日々省みることが多々ある未熟な私にとって、この手帳に書き留める言葉を何度も繰り返し見ることによって、常に初心に返るきっかけとしています。

忙しくなるとつい、忘れてしまうもの。それは笑顔かもしれません。

心に余裕のない中で相談に応じることはとても相手に対して失礼だなと感じることがあります。相談者もその空気を察するのでしょう。少しでもエネルギー与えてあげたいと常々思いながらも自分自身が笑顔のない厳しい顔で相談に応じてしまうことがあります。

今年は少しでも心に余裕を抱きながら私を訪ねてくれる多くの相談者にていねいに応えていきたいと思います。心が通うこと、それが信頼につながり、いい仕事の完成と向かうのでしょう。

日々、依頼者、相談者から逆に教えられることが多いなと感じています。

深呼吸をして、心の空気を入れ替えることも大切なことかもしれません。

| | コメント (1) | トラックバック (0)

«顔の見える関係が大切