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2005年10月25日 (火)

消費者被害救済実務セミナー

日司連主催による標記セミナーは、10月22日・23日に京都市内で開催されました。

昨年のセミナーから、「消費者教育・法教育」についての分科会が設けられ、消費者問題に取り組む司法書士にとって、被害救済実務とともに「教育」という視点でも実務家として取り組むべきテーマであるという認識を強く抱きながら、議論を深めてきております。

分科会は、竹村秀博司法書士(広島会)のコーディネートにより進められました。

初日の柏木信一広島修道大学助教授の講義では、「消費者教育は素人でもわかるように親しみやすく」「法律をお茶の間に」といったようにまさに楽しく市民とともに消費者教育をしていこうではないかという勇気をあらためていただきました。柏木助教授は、広島ではラジオ番組でも消費者教育について語る等、若干32歳の新進気鋭の学者です。今後も司法書士の消費者教育・法教育の力強いサポーターとしても活躍が期待されます。

二日目は、竹村司法書士から司法書士の法律教室の歴史的検証から始まり、昭和50年代から先達たちが市民の中に飛び込んでいったことから今日の法教育の取組までの流れをあらためて認識をしました。先達からは、「当時は司法書士が法律教室を開催することすら非弁であるとの指摘を受けた」というようなコメントもいただき、驚きもしました。今司法書士が取り組んでいる消費者教育・法教育には、多くの先達たちの努力があってのものであるということをあらためて感じたところです。

小牧美江司法書士(大阪会)からは大阪で取り組んでいる教員との協働授業について紹介がありました。教育のプロと法律実務家である司法書士がそれぞれの役割を生かしながら作る授業は、生徒とともに魂を込めたものとなっていくのではないでしょうか。今後、全国のみなさんにこの取組を紹介していけるよう、日司連の委員会としても努力をしていきたいと考えております。

私たち司法書士が教壇に立ったとき、生徒たちと視線を合わせたとき、法律実務家としての司法書士としてだけではなく、一人の大人として伝えたいもの、伝えられるものをできればわかりやすい言葉で語りかけることができればいいですね。

消費者教育・法教育は、毎日の相談業務の中でも必要です。二次被害を起こさないためにも、多重債務者と話をすることも必要でしょう。消費者問題の「語り部」として、市民のオピニオンリーダーとして、私たち司法書士は市民の中で生きていくべきではないでしょうか。

11月5日・・・和歌山大学の大学祭では、和歌山県司法書士会が法教育のシンポジウムを企画しています。私も福島から飛んでいきます。様々な形で、司法書士の仲間が市民の中へ飛び込んでいきます。

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コメント

ご紹介いただいて、ありがとうございます。
私も、昭和50~60年代の「市民法律教室運動」当時のお話を、直接聞いたのは初めてです。先輩方が、常に市民の目線で活躍してこられたことを、後に続くものとして誇りに思いました。

投稿: 小牧美江 | 2005年10月25日 (火) 22時53分

 ここにも、消費者教育分科会のことが触れられてましたね…。ご紹介ありがとうございます。

 セミナーでは大変お世話になりました。小生は浅学無才ではありますが、今回の講演が法教育推進活動のご助力となれば幸いです。

投稿: 柏木信一 | 2005年10月27日 (木) 21時16分

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昨日と今日の2日間にわたって、日本司法書士会連合会主催「消費者被害救済実務セミナ [続きを読む]

受信: 2005年10月25日 (火) 22時58分

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