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2006年1月28日 (土)

司法書士中央新人研修

1月21日~23日にパシフィコ横浜で開催された日本司法書士会連合会の中央新人研修会前期日程最終講義「市民の中へ」で新人司法書士約1000人の前で話をさせていただく機会がありました。

この「市民の中へ」は司法書士の社会公益活動(プロボノ活動)への理解を得るため、今年で4年目となる講義です。講義といいましても、私がコーディネーター(的)役割を果たし、3人のパネラーと議論を進めるという方式で進めていきました。

巡回相談だけでは司法過疎地のニーズには応えきれないと感じて何ら縁故もない過疎地に事務所を構え、今や住民の一人としても厚い信頼を得ながら日々仕事に励む青年司法書士。

その青年司法書士に影響され、地方での開業に熱いエネルギーを持って出かけ、そこで出会った路上生活者(ホームレス)支援活動にひとりの大人として参画、今、行政や司法の手の届かなかった人たちの伴走者として司法書士という仕事、武器を携えて日々戦う若い司法書士。彼がこのような熱い思いを抱いたのは、この新人研修での多くの人との出会い、講師の熱いメッセージだったと聞きます。

離島での巡回法律相談の中で、司法書士の力で解決できることがたくさんあると感じ、多くの仲間とともに毎年離島での相談活動に汗をかいている都会で事務所を構える司法書士。障害者問題に取り組み、その現場での矛盾をオンブズマン活動を通じて改善する活動に真摯に取り組んでもいます。

彼らの根底にあるのは、常に「現場」を大切にする意識。ホンモノを知るには、現場に出かけていく必要がある。司法へのアクセス、司法書士、法律家へのアクセスは法律家自身から歩み寄っていかなければならない。そして、そこにいるのは「当事者」であり、法的解決のためには当事者の解決能力を引き出す必要もあります。つまりは法教育の理念がこれらの活動には共通している要素なのです。

司法書士である前にひとりの人間であれ。多くの新人は社会経験も少なく、国家から独占業務資格を与えられ、市民の中に飛び込んでいく。市民の声にいかに応えることができるか、それは、現場での体験の積み重ねが必要なのです。知識だけでは解決できないことがたくさんある。法律家としての学びも場も「市民の中」にあるのです。

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2006年1月 4日 (水)

初等中等教育推進委員会の足跡

新年明けましておめでとうございます。

新しい年を迎えて、あらためて私が所属する日本司法書士会連合会初等中等教育推進委員会のこれまでの活動の足跡を少し辿ってみたいと思います。

発足はすでにご紹介をしていますとおり、平成11年でした。初代委員長は広島の東間真司さん、副委員長は熊本の松本和雄さん、そして委員には愛知の松坂良太さん、長野の熊谷健さん、神奈川の宮崎和彦さん、そして私の6名で委員会活動がスタートしました。このメンバーでの2年間は、全国で広がりつつある「法律教室事業」の状況を把握するとともにまだ実施をしていない単位司法書士会への参考になるためのマニュアルつくり「学校へ行こう」の編集作業を行いました。

この年だったでしょうか、全国青年司法書士協議会「全青司」が主催する「市民法律教室シンポジウム」が大阪で初めて開催されました。その後、継続してこのシンポジウムは引き継がれ、法教育・消費者教育の現場で汗を流す若い司法書士が意見交換する場なっています。この全青司で法律教室事業を担当する「市民法律情報センター」の委員の担当幹事であった故山田喜代隆氏を思い出します。平成13年に34才の若さで亡くなった彼は法律教室事業に熱い思いを抱いていました。当時の全青司の会長は今初等中等教育推進委員会副委員長でもある竹村秀博さんでした。山田さんを偲ぶ文集には同じく委員会で活躍する伊見副委員長や本塚委員も寄稿していました。

この当時、まだ法教育という考え方はまだありませんでした。多くの仲間が消費者教育を中心に学校へ出かけて子どもたちに語りかけていました。今もその姿勢はかわりません。つまりは、その当時から私たち司法書士は消費者教育を通じて法教育というものを実践していたのだろうと思います。     ・・・ つづく

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書と宇宙t

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