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2006年6月 5日 (月)

第6回法教育推進協議会

平成17年5月にスタートした法務省の法教育推進協議会は、先月23日に第6回目の会議がもたれた。私も平成15年9月~平成16年11月の法教育研究会に続き、日本司法書士会連合会の立場で委員として参加をさせていただいている。この会議を通じて、各界の法教育の関係者らと顔が見える関係となり、様々に連携をとらせていただいてもいる。

さて、標記協議会では、筑波大学の江口勇治教授から「小学校における法教育の在り方について」として、次のような報告がなされた。当日資料から江口教授の言葉を拾ってみると、・小学校の社会科の目標から、社会理解、社会経験を通じて公民的資質の基礎を育てることにあると思われるが、その際政治的資質や経済的資質の基礎の育成ばかりではなく、法的資質の育成も大切な時代状況になってきたと考える。・法の基礎にある考え方は、現代の法に囲まれて生活している時代にあっては、社会理解の基礎、基本的なものとなってきている。小学校の教育課程から、生活科、社会科は、いずれも時代に応じて社会理解を経験する教科内容があると考えるが、人々を尊重する認識を深める内容を設定する必要がある。・道徳では、道徳心(規範心)の育成が中心であろうが、実践的能力を高めるためには、法規範をめぐって理性的に話し合う経験が一部取り入れられるべきと考える。・特別活動におけるルールを巡る社会的経験をもっと充実すべきである。・・・

次に筑波大学付属小学校の都留覚教諭により、法教育授業実践の報告がなされた。小学校の6年間でも成長過程により、きまり・ルールというものへの意識の違いがあることを指摘している。その意識とは・・・低学年では→守るべきもの=与えられるもの、中学年では→守れない自分がわかってくる=葛藤、高学年では→きまりは作れるのではないか=法教育の視点での主体的に考える発想力の醸成 ギャングエイジと呼ばれる中学年年代を経過し、高学年になると主体的にきまり=ルールを作ってみようという意識が芽生えるということ、もちろん、教員による環境の設定はあるものの、学校という社会の中でもすごしやすいルールを自分たちの手で作る体験ができることはすばらしいことではないだろうか。

私が感動したのは、内容もそうであるが、都留教諭の生き生きした報告、おそらく、子どもたちの前でも、元気に魅力ある授業展開がなされたのだろうをいう思いを強く抱いたのである。法教育は楽しいもの・・・それを伝えらる先生たちはすばらしい!

次回協議会は6月9日、毎月1回のペースで行われている。引き続き報告をしていこうと思う。

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