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2006年8月24日 (木)

第9回法教育推進協議会

8月22日、まだクールビズ姿が主流の霞ヶ関の法務省会議室で第9回目となる法教育推進協議会が開催されました。毎月1回、福島県郡山市の事務所から約2時間余りをかけての小旅行、2時間程度では首都圏では通勤範囲内でしょうか?時間があるときは、日弁連会館の書店で専門書を探します。

さて、今回の会議では、まず元東京大学総長の佐々木毅氏から政治学者の視点から、また教科書作成に関わってきた立場からの講演がありました。教科書の作成側の視点での教科書評価は興味深いものがありました。「教科書は理想的な社会像を描き、それを発信し続けてきている」「そのような限定的な社会イメージゆえに想定の範囲が狭くなりがち」といった指摘がありました。なるほど。で、あればそれをどうしたらいいのでしょう。私たち司法書士は教科書と社会の現実とをつなげることができると思い学校へ行き、子どもたちの前で話をしてきました。教室の中では黒子的な役割かもしれませんが、何かを伝えたいという思いを抱いています。教科書人間では想定外のイレギュラーなことが目の前におきた場合に対処できるか、応用ができなければ社会では生きていけないのではないでしょうか。そんなことも「生きる力」となるのではないでしょうか。

もうひとつのテーマは「裁判員制度」教材案の検討でした。法教育が裁判員制度の広報に利用されてしまうのではないかという危惧を抱いてきました。今回の協議会では、制度教育は最低限で制度を支えるこれからの子どもたちにはもっとベーシックな法教育をすべきだという認識を協議会の中であらためて感じることができました。これからさらに教材検討部会の中でよりよい教材作りが進められることを期待したいと思います。

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2006年8月18日 (金)

法教育を考える分科会のご案内

日本司法書士会連合会が主催する「消費者被害救済実務セミナー」が11月3日~4日に千葉市内で開催されます。一昨年から消費者教育・法教育をテーマにした分科会を設置していただいており、私たち日司連法教育推進委員会(旧・初等中等教育推進委員会)で企画運営をしております。委員会仲間でもある小牧美江司法書士のブログでも紹介されております。ご覧ください。

http://blog.goo.ne.jp/k-mie_2006/e/71860a355eb630d52444aa67d2d7dece

このセミナーは、クレサラ問題に取り組む司法書士の実務セミナーとして、長い歴史を持っています。そんな中で消費者教育・法教育をテーマにした分科会が設置されるということは、クレサラ問題を教育の視点で、予防司法の視点でとらえることも法律実務家としては大事であるということでもあります。日常業務の中で、法的手続きを進めながらも依頼者に対する教育・気づきをさせるということは、その人のこれからの人生の歩みにとって、大きな意義があると思います。クレサラ問題に取り組むということは、人の人生大きく関わるということを日々実感しております。

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2006年8月 3日 (木)

無人島での生活

法教育の話をするときに十五少年漂流記を題材にする教育者がいます。(以前お話をしたことがあるかと思いますが・・・漂流した船でたどり着いた無人島での子どもたちだけの生活、子どもたちはしっかりと生きていこうとします。そこではお互いに快適な生活をするためにルールが作られました。仲間を統率してくれるリーダーも民主的に選ばれます。

私は小学生の頃からボーイスカウトで活動し、異年齢で構成されるグループを中心とした活動をする中で、きまりを守ること、幼い者をいたわり、年長者を尊敬し接するということをからだで体験してきました。自然の雄大さ、おそろしさ、やさしさも体験してきました。だから、今、人にそして自然に対して感謝をしながら接することが少しでもできるのかもしれません。

大学生時代、沖縄の無人島での生活を体験しました。水と保存食のみでの約1週間の野宿生活です。何人かの仲間と島に渡りましたが、基本的には個々の生活です。木の上に小屋を作る者がいれば、海水を利用して風呂を作る者がいたり、熱帯魚のような色鮮やかな魚を釣り、食する者がいたりと生きるための工夫は物が豊富な都会では浮かばないようなアイディアが何もないところでは思いつくものです。

今、パソコンを開けばあらゆる情報が手に入ります。携帯電話からもどんどん情報を集めることができます。ますます自分の頭で考えるということが失われつつあるのかもしれません。自分自身そうかもしれません。

だからこそ、人と会い、共通の空間で同じ空気を吸いながら語り合うことが大事なのかもしれません。学生時代、無人島の闇の中、満天の星のもとで何を考えていたのでしょうか?今同じ場所にいたら、何を考えるでしょうか?

自分の中で失われつつある何かをもう一度よみがえらせたい・・・そんなことを思うこの頃です。

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