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2006年10月19日 (木)

ピアメディエーションと法教育

日本司法書士会連合会の組織の司法制度対策部の中にあるADR対策部にピアメディエーション検討ワーキングチームが設置されました。このチームに法教育推進委員会の立場で参画することになりました。昨日、第一回の会議がもたれ、今後の活動方針等について協議をいたしました。

私自身、ピアメディエーションへの理解が十分ではありませんが、同じコミュニティーにいるピア(仲間)が自主紛争解決のために力を出し合い、法的紛争解決よりも人間関係重視の視点での紛争解決をはかるということのように理解をしています。

レビン小林久子さんの書籍の中には「学校調停」ということで、アメリカでの子どもたちが主体となって運営されている学校内でのピアメディエーションの活動が紹介されています。

アメリカの子どもたちは、年少時から、紛争解決能力を備えるための体験的学習をするということをアメリカの調停者の講演の中からお聞きしたことがあります。紛争に対してきちんと向き合い、自らの力で解決する力を備えることによって、ADR制度も生かされていくのでしょう。そして、司法制度も効果的に機能していくのでしょう。

今後、ワーキングチームでは、アメリカの教育プログラムの研究、ピアメディエーション実践者との意見交換を経て、具体的なプログラムを法教育カリキュラムのひとつとして作り上げることができないかの検討を進めていく予定です。

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2006年10月 1日 (日)

第10回法教育推進協議会

9月26日午後、激しい雨が降る東京霞ヶ関の法曹会館で第10回法教育推進協議会が開催されました。ここのところ、複数名の委員が欠席していることが少々気になるところです。初回からの皆勤は土井座長、江口教授、鈴木弁護士と私だけかもしれません。

さて、今回の会議では、これまで学者のみなさんを招聘して様々な視点からの法教育についての意見を取りまとめた内容が事務局(法務省司法法制部)から提示されました。その中からいくつか紹介をしていきましょう。

1.法の特質 ○法には、以下の特質がある。①強制権力の行使と規制②一般的なルール・原理による権利義務関係の規律③法的意思決定方式(一定の要件に該当する事実の存在が認定される限り、その事実に一定の法的効果を与える)○法の強制力を裏付けるものは、物理力ではなく法の正しさである。○法に従う個々人は、自分が正しい法に従っているかどうかということを自己責任でいつもチェックする必要がある。○立法機関が私たちの法を作っているのだという信頼を常に確保していくことが法教育の重要な一機能となる。○日常生活の中で、法(ルール)を作り、法を執行し、法を利用するのが正規な状態で、そこがうまくいかなかった時に病理が発生し、裁判システムというものが使われる。

・・・つづく・・・

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