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2007年3月27日 (火)

旭川での法教育意見交換会

3月24日午後、旭川市内で開催された日本司法書士会連合会主催の北海道ブロックにおける法教育の意見交換会に行って参りました。

北海道には、札幌、旭川、函館、釧路と4つの司法書士会があります。札幌は司法書士会員数も多く、積極的に高等学校を中心に消費者教育・法教育事業を行っていますが、他の各会は、少人数で多くの事業を行っているという実情があります。意見交換会には各会の担当役員や講師として教育現場で実践をしている会員の参加があり、この事業の重要性については十分に認識を深めてもらったかと思います。

されど、人がいなければ事業もできないというのが小規模会が抱える大きな悩みかと思います。今回北海道に出向いて、まさに現場の苦悩というものを肌で感じてまいりました。ニーズがあれば、対応するために他会からの講師派遣ということも考えていかなければならないかも知れません。人材バンクの創設や相互支援の方法も考えていかなければならないでしょう。

教員側への理解も深めていく努力をしなければなりません。教育の機会は均等にすべきだという意見もありました。私たち司法書士がずべての高校に講師を派遣するということはできません。教育現場での主体的な法教育・消費者教育の実践に法律実務家として支援することも大切な役割かと思います。

200~300キロという移動距離を日常的に会話をする北海道の司法書士のみなさんのすごさ、これには驚きました。でも、そこにも司法書士がいるのですね。往路は羽田経由で飛行機を利用して約5時間、復路は電車~寝台列車を乗り継いで約14時間。今回の旅は滞在時間は少なかったものの、現場のみなさんの気持ちを知ることができて大変有意義なものでした

ともに参加した法教育推進委員会の仲間の熱い語りに心を動かしてくれた北海道のみなさんにこれからの活動を期待したいと思っています。

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2007年3月 4日 (日)

自立する力

私の事務所には、毎日のように新たに多重債務問題で悩み苦しむ人々が相談に来ます。最近では、「インターネットで調べた」「看板を見て」といった、これまでにはなかったアクセスルートで訪れる人も増えてきました。これまでは何らかの紹介ルートで来る相談者がほとんどでした。「司法書士が多重債務問題に関る専門家」という認知が広がってきたということでしょうか?

先週、2人の30代の男性が両親に連れられて相談に来ました。多重債務に陥った原因には本人の甘さも見え隠れします。おそらく任意整理をすることにより、大きく負担を減らすことができそうな事案です。ともに両親が金銭的支援をしてくれるということで同行をしてきました。でも、自身の責任で背負った借金であるのならば自身の力で何とかすべきだろうと私は考えています。そして、私自身の考えを相談者本人に投げかけます。目の前の負担が軽くなった後の自身の人生設計をどのように立て直すことができるのか、とも問いかけます。

少しでも解決のために力があるのならば、自身の力で解決する努力をしてほしい。それがほんとうの解決方法なのではないでしょうか。「死にたい」と電話をかけてくる相談者がいます。「死んで何を解決できるの?」「あなたが死んだあとに苦しむのは誰?」少しでも生きる力を与え、ともに人生を考える、そんなことも日々の仕事を通じて多くの司法書士が取り組んでいるのです。

法律専門家が主導して解決をするのではなく、「一緒に」悩みながら解決への道を歩む、それが本人にエンパワーすることでもあり、これから先歩み続けていくためのほんとうの解決への道なのかもしれません。

だから、法教育は大事なのです。「ほんものを知ること」「考えること」「自身の力で生きていくこと」そんなことを日常業務の中でもともに学ぶ毎日です。

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