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2011年10月24日 (月)

全国会長会

10月20日~21日に東京の日司連ホールで全国50の単位会長が集まり、会長会が開催されました。東日本大震災への対応、各地からの被災地への支援のあり様についての再検討等の議論がなされました。冬季間の東北は雪道の移動等、安全策を慎重に検討しなければなりません。無理のない形で、今後長い期間の支援をお願いしたいと考えております。

東北の冬道は危険が伴うところが多々あります。震災対応のゴールは地元会の自立的な対応になろうかと思います。それをめざして、全国のみなさんのお力をお借りしたいと考えております。

毎週、全国各地から支援のみなさんが福島県にお出でになっています。四季折々で変わる福島県の様子を見つめていただきながら、支援の力を被災された市民のみなさんに寄り添いつつ発揮していただければと思います。

今、ローカル放送のラジオが流れています。放射能被害の問題がテーマです。福島県民のみならず、各地で心配な数値で不安な方々が増えているようです。見えないものと相対することがこれまでも心を不安定なものになるのものなのか、経験のないものを体感しています。

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2011年10月17日 (月)

司法書士法教育ネットワーク地域巡回交流会in福島

15日午後、福島市で開催されたこの交流会、大阪、東京、栃木、茨城、岩手、宮城、山形、埼玉、新潟、福島と各地からのさんかをいただき、小さなセミナーでしたが、有意義な意見交換をすることができました。このような交流を重ねていくことは大切なことかなと、顔の見える関係が少しずつひろがっていく機会になっていけばと願うところです。

被災地からの報告もありました。疲弊した被災地の教員にも寄り添いながら、司法書士が支援することもあるのではないかと考える機会でもありました。

学習指導要領が改訂され、各教科の中でも法教育の実践が図られていこうかと思いますが、教員のみで実現できるものではなく、私たち法律実務家との連携はその教育内容の社会化という大切なエッセンスを加えることができるのではないでしょうか。

被災地支援の形、被災地でこのようなセミナーを開催し、足を運んでもらうことも大切かなと感じています。みなさん、ぜひ、東北へ、福島へ。

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2011年10月 7日 (金)

自主避難者の悲痛な叫び

昨日は福島県司法書士会館での被災者電話相談の担当でした。受けた電話は全国各地の司法書士仲間が担当しているフリーダイヤルの相談電話でした。

福島県の県北地方に住んでいて、福島第一原子力発電所から34キロ圏内のために避難指示が出なかったものの、同居する娘と小さな孫を抱える女性からの電話でした。孫の将来、放射能の影響を考える余り、着の身着のままで車のガソリンを気にしながら息子の住む土地へと約300キロ走らせたそうです。今はその地で民間のアパートを借りて住んでいるものの、様々な出来事が次々と起きており、その原因が東京電力だとの深い思いから怒りをぶつけたく電話をかけてきたようです。

電話口に出た私が東京の司法書士と思い込みながらもこれまでの避難生活や今の生活、これからの不安を途切れることなく話し始めました。途中、会話の中で私が同じ福島県民とわかった時点からは、そばにいて寄りかかるような語り口になりました。同じ福島県民として重いものを抱えていることを理解してくれるであろうという安心感が湧き出たのでしょうか。

今の悩みは、福島県民だということだけで避難先で様々な嫌がらせを受けていることだそうです。避難先の小学校に転入する孫に付き添い、学校に出かけ、校長と会ったとたんに「放射能を持ってきてないよね」との言葉。教育者の言葉として信じられません。

アパートの玄関ドア前に駐車している福島ナンバーの車のドアの鍵穴に泥を詰め込まれ、玄関前には糞を置かれたということもあったそうです。これまでニュースではこのような被害が出ているということを知ってはいました。また、私の事務所に来る運送業の相談者からも福島ナンバーでの県外での給油拒否の事実は聞いていましたが、これまでひどい仕打ちがあるものかということで涙が出てきました。

そんな仕打ちを受けてまでその地に留まりたくないと、福島県に戻ろうかと孫たちに話をしたところ、放射能が怖い、帰りたくないとなかれたそうな。何が安全なのか、子どもたちも不安でたまらないのでしょうか。

沿岸部に嫁いだ娘は津波に家を流され、放射能の影響の不安を抱えて知人のつてで北海道に子どもと避難。地元に残る夫の意思に反しての避難のため、夫婦関係が悪化。このような家族ばらばらな家庭は福島県にはたくさんいます。司法書士仲間にもいます。家族が一緒にいれないことの辛さ、寂しさは計り知れないものがあります。

形あるものは作り直すことができるかもしれません。人の心を気持ちをもとに戻すには時間がかるのではないでしょうか。先にお話をした女性は、東京電力のコールセンターに毎日のように電話をかけて怒りをぶつけているようです。自主避難だからということで様々なところへ出向くも門前払いを受けてきたそうです。ようやく受け止めてあげた私の電話の最後には、国に伝えてくれ、人生を返せ、という悲痛な叫びでした。

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2011年10月 5日 (水)

関東弁護士会連合会法教育シンポジウム

9月30日に東京都新宿区で法教育に関するシンポジウムが関東弁護士会連合会主催で開催されました。教育現場と法律実務家との連携、そしてその先にある法教育の普及戦略が議論されました。

私は、平成15年から法務省の法教育研究会等にに参加し、今年久しぶりに法教育推進協議会の委員として復帰、法教育推進の議論に参加できることとなりました。旧知の法教育関係者も多く集まったこのシンポジウムでは、「福島から」ということだけで注目を受け、心配もいただくとともに、教育に関わる方々だけにふくしまの子どもたちを心配する声もお聞きしました。

わが国の法教育の第一人者である江口勇治筑波大学教授からは、福島復興のために日弁連と日司連が協力して福島に法教育センターを作ってはいかがかとの大きな提案もいただきました。

様々な目が福島に注がれ、また、思いを寄せていただいています。それぞれの立場で福島の現状を発信しつつ、復興へのロードマップ作りにもできる限りの力を尽くしたいと思います。大切なのは愛と勇気でしょうか。

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