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2012年1月30日 (月)

新年会でのあいさつ文(支援会のみなさんを迎えて)

1月21日、福島市で福島県司法書士会の新年会を開催しました。

会員、関係機関に加えて、東日本大震災で相談員派遣等で福島を支援してくれている他県の司法書士会のみなさんも迎えての新年会でした。

会長としてのつぎのような挨拶を述べさせていただきました。

みなさん健やかに新しい年を迎えられたこと 心よりお喜び申し上げます。

今年一年、どうぞよろしくお願いいたします。

本日は、福島地方法務局長寒河江晃様をはじめ、日頃より私ども福島県司法書士会にご指導、ご支援をいただいている皆様にこの新年会に足をお運びいただきました。ありがとうございます。

また、この新年会の前に災害対策の会議を持ちまして、日本司法書士会連合会、震災直後から私どもの被災市民救援活動を支援していただいております中国ブロック、近畿ブロック、さらには神奈川、群馬、新潟、山形と各地からの会長さんはじめとするみなさんと意見交換をさせていただきました。引き続き交流の場にご参加いただきました。心より歓迎を申し上げます。

そして、県内各地から多くの会員のみなさんにも参加をしていただいております。

さて、東日本大震災から10カ月余りを経過しました。みなさん、様々な立場でこの震災に対する様々な活動にご尽力をされてきたかと思います。

私は、震災直後から会員の安否確認を最優先に取り組んでまいりました。震災当時279名の会員でしたが、ほぼ全員に電話をかけ、連絡の取れない会員のもとには足を運ぶこともしました。

5月の定時総会では、全会員が総力をあげて福島県民のために力を尽くそうという決意を総会決議として採択しました。

そして、様々な市民救援活動、相談活動に日々取り組んでまいりました。私どもの会は、20代から90代まで幅の広い年齢層の会員に支えられています。それぞれが何かしら被災市民の役に立ちたいと思い、それぞれの立場でまさに現場で活動をしていただいております。

地震、津波、原発事故、風評被害と多重な被災、被害を受けた福島県民、悲痛な叫び、声をあげています。また声を出せずに心を痛め、悩み苦しんでいる方々もいます。目の前にいるそのような市民のために、私たちは司法書士として、また、人として向き合い、寄り添いながらその声を聴き、お手伝いできることを決して背伸びをすることなく取り組んでまいりたいと思います。

そして、私たちには本日おいでいただいたみなさん、関係機関のみなさん、他県会の司法書士の仲間とのきずながあります。みなさんの力をいただきながら、これからもじっくり、しっかりとこの福島県に生き、福島県を生かすために力を尽くしていきたいと考えております。

県内6つの司法書士総合相談センターを拠点に相談活動充実させていきます。現在は各センター毎月2回の無料相談会を開催しております。相談会場は8会場と増えております。

また、相馬市、南相馬市でも定点での相談会への会員派遣行っています。

原発事故により避難している大熊町役場の会津若松出張所では毎週2回の相談会を町の要請により開催をもしています。今後は行政との連携をより深めてまりたいと考えております。

さらには、南相馬市鹿島区には復興支援事務所設け、相談拠点、相双支部の会員のみなさんの活動拠点ともしたいと計画しております。

日々、動きながら、現場に足を運びながら何をしたらいいのか、考えながら行動をしてまいりたいと思います。

私は、少年時代から40年余りボーイスカウト活動に関わってまいりました。自然をフィールドにした社会教育活動です。

そのボーイスカウト日本連盟の初代総長が関東大震災後に帝都復興院総裁を務めた後藤新平であります。

後藤新平が自治こそは人間生活の根本であり、信の愛と奉仕こそは社会生活の源泉であるとして自治三訣をのこしました。

「人のお世話にならぬよう」

「人のお世話をするよう」

「そして報いを求めぬよう」

この3つの言葉です。

私たちは、市民に身近な法律家としての立ち位置を常に見つめ直しながら、市民のために司法書士という職能を通じて奉仕する資格者でありたいと考えております。

さて、今年は、司法書士制度にとっては節目の年といえるかもしれません。

平成14年の司法書士法改正により簡易裁判所における代理人として活動する認定司法書士が誕生して10年目であります。さらには、明治5年の司法職務定制により私たちの制度のはじまりである代書人制度が誕生して140年目でもあります。

この節目の年、あらためて市民に距離的に、心理的に、そして経済的にも身近な存在として被災者に対してそうですが、私たちの力を必要としている市民のために会員一同力を合わせ、この福島を「福」の「島」(国)・・・幸福もたらす地としてよみがえらすためにも前を向いていきたいとの決意を述べさせていただき、私の挨拶といたします。

 

 

 

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2012年1月20日 (金)

社会へ巣立つ前に・・・法律教室

先日、事務所から車で約一時間の高校に出向いて法律教室を開催してまいりました。若い会員とともに役割分担をして50分授業枠の中で伝えたいことを集約してお話をしてまいりました。対象となった3年生は全校で150名。6割が就職、4割が大学、専門学校へという進路希望、就職希望者は先生方の努力もあるのでしょう、この厳しい時代にも関わらずほぼ決まりつつあるとのこと。進学希望者も順調に決まりつつあるということでした。就職先の企業は多くが自宅から通える範囲のところが多く、企業側もそのほうが安心感があるのでしょうか、自宅通勤者は歓迎されるようです。地方ならではのことなのでしょうか。

法律教室では、パワーポイントを使って、契約の基礎的な知識を中心に話を進め、次にトラブルの事例やトラブルに遭遇した場合の対処等について次の講師が話をし、最後に私が社会へ出てからは君たちが主役になっていくんだよ、と当事者意識を抱いてもらえるようなメッセージを込めて話をしました。

年に一度、卒業前のこの時期の話、どれだけ生徒さんたちの頭に残るだろうか、という心配はありますが、司法書士という存在を身近に知ることも今後の生活に役に立つのではないかと思います。最後に先生が自らの悪質商法被害体験を話したことが生徒に受けておりました。先生でも・・・と身近な話で生徒を引き付ける話術はさすが教室での先生の力の大きさと先生との絆の強さを感じました。

法教育の普及には先生方の理解が一番の力になります。福島県、な未だ人口流出が続いていますが、少しでもこれからの福島県を担う子どもたちに私たち司法書士なりに力を尽くせる場面があればなと日々考えております。

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2012年1月10日 (火)

飯館村から南相馬市へ

福島県司法書士会では、毎月2回、南相馬市で無料法律相談会を開催しています。相馬、南相馬の「相」と双葉郡の「双」の二文字をとって「相双支部」の司法書士が中心に運営している相双司法書士総合相談センターの定例相談会です。7日の土曜日、南相馬市原町区で開催された相談会に出向いてきました。南相馬市は市内を立ち入り禁止の警戒区域と帰還できている緊急時避難準備区域に分かれています。警戒区域の見直しがなされ、今後あらたな線引きがなされるようです。原町区は帰還できる区域になっています。当日は5件の相談がありました。相続、贈与、会社設立と、様々な相談、震災と関係のない一般相談もあります。

福島県内では、6つの総合相談センターを設けて、1月から各センター毎月2回開催と相談体制を強化しています。

センターのほか、国民生活センターを通じて自治体からの要請で相馬市、南相馬市に相談員を派遣、その他、様々な相談会で司法書士が市民の声に耳を傾けています。

原町の相談会では、地元の司法書士と懇談することができました。現場へ出向いて話をしないと、顔を合わせて話をしないと見えてこないものがたくさんなります。会話の大切さをあらためて感じました。

広い福島県ですが、できる限り、各地に出向いて現場の声を聴き、全国に発信していきたいと思う年の始めです。

往復途上、全村避難の飯舘村を通りました。野生のニホンザルに遭遇しました。早くみんな帰ってこないかな~とさみしげな表情に見えたのは錯覚でしょうか。村では、災害救援車両等のために採算に合わないながらも頑張って営業をしているガソリンスタンドがありました。ここでも人の交流、情報交換がなされているようです。

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2012年1月 4日 (水)

新しい年を迎えて

あけましておめでとうございます。みなさんの心が少しでも豊かに過ごせる日々、笑顔がある日々であることをお祈りしております。

昨年は、東日本大震災という人生最大の危機に直面しました。しかし、新しい年を迎えることができました。多くの人に助けられ、被災地でもお互いに声を掛け合いながら頑張ってきました。

「人」の優しさ、ぬくもりを感じることができました。

多くの犠牲者の魂にかわり、私たちは生きていかなければなりません。この福島という地に生きていくと決めた以上は、ふるさとへの愛情をより深めながら、この大地とここに住む人々とともに歩んでいきます。

ふるさとのために何ができるか、毎日を正直に生きていくことも大切なのかなと思います。また多くの出会いのある一年になろうかと思います。

くちびるに歌を心に太陽を・・・

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