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2012年3月31日 (土)

東京電力賠償金と生活保護制度

私が成年後見人を務めている被後見人に生活保護受給者が2人います。それぞれに地元郡山市から通知がありました。郡山市は自主避難対象地域として成人1人に8万円の賠償金が東京電力から支払われます。市からの通知は、まずは速やかに賠償請求手続きをとること、入金確認後、自立更生計画を提出し、その中で必要な支出とみなしたものとしては収入認定しないとのこと。

されど、今回の賠償金は精神的慰謝料としての位置付ととらえておりますので、「費用」として何のために使う・・・というものではありません。昨年5月に厚労省よりこの計画書を提出すれば保護停止しない旨の通達がありましたが、被災者の生活再建に使うお金でもありませんし、こじつけて計画案を出すのもいかがなものかと成年後見人としては悩んでおります。

何か、おかしい・・・。これが原則収入と位置付けることに納得がいきません。

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等虚位宇電

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2012年3月26日 (月)

原発賠償説明会・相談会

福島県司法書士会と福島県青年司法書士会とが共催で「被災司法書士による原発賠償説明会・相談会」を先週県内6会場で開催しました。県を通じ51,000の避難世帯に開催チラシを配付しました。その他、記者会見や県内各地にある避難者の情報ステーションでもある「絆ステーション」にもチラシを置く等の広報も行いました。

福島、郡山、会津若松、いわき、白河、南相馬の6箇所で開催。どの会場でも多くの参加者があり、被災司法書士という立ち位置が受け入れられたようです。第3回目の請求書が発送され、中間指針第二次追補が出されたというタイミングもあり、新しい情報を得る意味でも参加した司法書士とってもいい機会でした。

全国から24司法書士会、約90名の応援もあり、全国各地に避難している福島県民の今後の支援活動にも有益な情報提供ができたかと思います。

震災後1年を経過し、支援者側の心のケアも必要な時期なってきたかとも感じます。被災者の立場ありながらの被災者支援活動、心身ともに疲れが出てきているようにも感じます。

よく眠って、おいしいもの食べよう、と声をかけてくれる仲間の言葉をいつも胸に抱きながら、少しでも休む時間を持つように心がけたいものです。

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2012年3月21日 (水)

原発事故被害賠償金請求書(第3回、自主避難)

福島県司法書士会ホームページに原発賠償請求書(第3回、自主避難)を掲載しております。参考にご覧ください。

http://fk-shiho.com/

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2012年3月19日 (月)

水島朝穂早稲田大学教授の講演

東日本大震災から1年を迎えた3月11日の前日、福島県郡山市で福島県司法書士会の会員研修会を開催、基調講演として憲法学者である早稲田大学の水島朝穂教授に「東日本大震災と復興への道筋~憲法の視点から」というテーマでお話をいただいた。

先生は、震災後何度も被災現場に足を運び、自らの目で、被災地の状況を確かめ、被災地の人々と語り合ってこられました。その生きた取材題材に、憲法学者の視点問題点を指摘する、胸を熱くする講演でした。

使命として被災住民の権利擁護に力を尽くせとの熱いメッセージもいただきました。先生のホームページをご紹介します。ご覧ください。

http://www.asaho.com/jpn/index.html

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2012年3月18日 (日)

原子力損害賠償紛争審査会(3月16日中間指針第二次追補)

政府が東京電力福島第一原子力発電所事故による避難区域見直すことに伴う賠償指針を3月16日、いわゆる原賠審が決定しました。

避難区域は「帰還困難区域(最低5年間は帰宅不可)」「居住制限区域(一時帰宅などは可能)」「避難指示解除準備区域(早期帰還を目指す)」の3つに区分けされますが、同じ町村内でも区域が分かれるところもあり、地域の分断が危惧されます。同じ自治体にいる住民が同じ苦痛を共有しているはずなのに・・・という思いも出てくるでしょう。

賠償指針の骨子としては、「帰還困難区域」は1人当たり600万円を目安に一括払い、住宅は全額賠償。「居住制限区域」は2年分として1人当たり240万円を一括払い、住宅は価格減少分を賠償。「避難指示準備区域」は1人当たり月額10万円、解除後の継続期間は不明。

大地とからだの健康を原発事故により損なわれた住民の賠償、我が国の賠償は金銭賠償の原則とされ、金額の多寡で議論せざるを得ませんが、住民が心から求めるのは、ふるさとを返せ、ふるさとを元に戻せ、という気持ちではないでしょうか。

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2012年3月16日 (金)

近畿司法書士会連合会での講演

大阪で開催された研修会にお呼びいただき、福島の現状と今後の課題について講演をさせていただきました。近畿地方の司法書士会のみなさんには、震災直後から物心両面での支援を続けていただいております。その感謝の思いを抱き、福島のお酒を携えて大阪へ飛びました。

震災後、福島を離れることが心配な日々が続きました。地元での活動を最優先に、東北の他県や東京へは会議で出向くことがありましたが、それ以上遠くへ行くのは震災一年を過ぎて初めてのことでした。東京での二日日程での全国会長会でも日帰り通勤をすることもありました。まだまだ心配なことも続きますが、全国のみなさんに発信していくことも46都道府県に避難をしている福島県民のためには必要なことかなと考えています。

講演では、会場の皆さんに私の話に真剣に耳を傾けていただきました。福島に行けなくてすまん、という言葉もいただきました。その気持ちが伝わるだけで大きな心の支援です。子どもたちのこと、ふるさとへの帰還のこと、除染、放射能被害と健康問題、コミュニティー再建等々問題は山積ですが、司法書士として、福島に生きる一人として何ができるのか、全国の同職の皆さんの知恵をお借りしながら考えていきたいと思います。

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2012年3月12日 (月)

東日本大震災 あれから1年

あれから1年

この1年で嬉しかったこと。・・・多くの司法書士同職に福島に足を運んでいただき、支援をいただきました。心温まる言葉をかけていただきました。折れそうな、くじけそうな気持に何度も力を与えてもらいました。

この1年でしんどかったこと。・・・大切な会員を原発事故の影響で家族とともに、家族のために福島から離れる告白を受けたことです。悔しい、原発憎し・・・。

これから ふりかえらずに一歩 ふりかえってまた一歩

私たち司法書士にどれだけのことができるのだろうか。日々被災者に向き合いながら、いつまでも被災者ではいられないという人々とともにこの地でこのふくしまで生きていきたいと思います。

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2012年3月 6日 (火)

残念 無念

46歳の知人が3月3日ひな祭りの朝に急逝していました。クリーニング業を営むスポーツマンでしたが、早朝の寒い店内での作業中に倒れたとのことでした。今朝の新聞の訃報欄を見て驚愕しました。言葉がありません。

震災後、店と自宅が大きな被害を受け、店の修復のために奔走、避難所でのボランティア、そんな中でもていねいな仕事ぶりに日頃から関心をしていました。腰が低く、こよなく家族を愛し、この春に中学に進学する子どもの入学式を楽しみにしていたとのこと。

震災により、知らず知らずのうちに心身ともに疲れが蓄積されているのが被災地のみなさんんの現状かもしれません。

思い切って休むことも大切なことなのでしょう。それができるならば・・・。

残念、無念.

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2012年3月 5日 (月)

仮設住宅のみなさんとの交流

3月3日桃の節句の午後、会津若松市にある原発被害で避難している大熊町のみなさんが住む長原仮設住宅を訪問しました。東京司法書士会の三多摩支会の15名の司法書士のみなさんが、この仮設住宅の自治会長さんの要望に応えて、卓球台やミシン、調味料等を携えてバスに乗り込み来てくれました。私も地元司法書士会の会長としてお迎えをするとともに、一緒に相談活動や懇親会にも加わらせていただきました。

司法書士=法律相談支援という構図があたりまえのようになっていましたが、今回の三多摩支会のみなさんの活動は、その側面もあるものの、住民のみなさんの声に応える形での支援、訪問、交流でした。

懇親会では、住民のみなさんと酒を酌み交わしながら、故郷への思いやこれからの生活のことなど、親しくお話をうかがうことができました。組織体として、純粋に現場で必要としている支援をしようという今回の試みには多くを学ぶことができました。

一つの絆ができた現場に立つことができました。

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