近畿司法書士会連合会での講演
大阪で開催された研修会にお呼びいただき、福島の現状と今後の課題について講演をさせていただきました。近畿地方の司法書士会のみなさんには、震災直後から物心両面での支援を続けていただいております。その感謝の思いを抱き、福島のお酒を携えて大阪へ飛びました。
震災後、福島を離れることが心配な日々が続きました。地元での活動を最優先に、東北の他県や東京へは会議で出向くことがありましたが、それ以上遠くへ行くのは震災一年を過ぎて初めてのことでした。東京での二日日程での全国会長会でも日帰り通勤をすることもありました。まだまだ心配なことも続きますが、全国のみなさんに発信していくことも46都道府県に避難をしている福島県民のためには必要なことかなと考えています。
講演では、会場の皆さんに私の話に真剣に耳を傾けていただきました。福島に行けなくてすまん、という言葉もいただきました。その気持ちが伝わるだけで大きな心の支援です。子どもたちのこと、ふるさとへの帰還のこと、除染、放射能被害と健康問題、コミュニティー再建等々問題は山積ですが、司法書士として、福島に生きる一人として何ができるのか、全国の同職の皆さんの知恵をお借りしながら考えていきたいと思います。
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