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2015年6月28日 (日)

日司連定時総会~函館司法書士会研修会

6月25~26日の二日間、東京渋谷で日本司法書士会連合会総会が開催されました。

役員改選が行われ、会長には三河尻和夫氏(福岡県会)が選任されました。私は、東北ブロック司法書士会の推薦を受けて、理事に選任されました。以下は、その際の所信の内容です。

福島県司法書士会において4期8年間、会長職を務めた後、このたび、理事候補者として、東北ブロック司法書士会の推薦を受けました。  東日本大震災の発災当時の会長職として、未曽有の大震災の被災地の「現場」に立ち続け、県内会員のみならず、全国同職とともに被災者、原子力発電所事故の被害者に寄り添いながらの活動を続けてまいりました。今でも日々「現場」で被災者、被害者に向き合っています。  原子力発電所事故という福島の特殊な問題の背景には、全国共通の問題が内在しています。例えば、「過疎問題」「人口減少問題」「高齢者問題」「地方行政の問題」等々を挙げることができます。これらの問題には、日司連は、多面的な取組みをしてきました。その多様な取り組みを有機的につなぎ、福島を東北を学びの地として、それぞれの取組み、活動の深化を図る機会として生かす活動を推進したいと考えております。 今こそ、司法書士の底力を発揮する時であると実感しております。司法書士の「力」、それは、「つなぐ力」「市民を主役とする力」であると思います。  司法書士を起点、拠点として様々な関係機関をつなぎ、多面的な視点で被災者・被害者支援をする力を私たちは備えています。そのための組織力を整備、強化したいと考えております。  私は、かねてより、「法教育」活動に取り組んでまいりました。法務省、日司連では市民のための「法教育」のあり様を議論し、自らも教育現場での実践も重ねてまいりました。市民を主役とし、市民が個々に社会に向き合い、問題の解決に主体的に取り組む力を育む法教育の精神は、私たち司法書士の日常業務の中でも必要なものでもあります。  歴史的に司法書士が取り組んできた本人訴訟支援、また、本人の紛争解決能力を引き出すADR等々、「本人主役」の業務、活動をする姿勢こそが司法書士らしさではないでしょうか。それらの活動の根底にあるプロボノ活動の推進、司法書士の「魂」の養成への取り組みも必要であると考えております。  あらためて、私たちひとり一人が目指す「司法書士像」、そして市民に理解される、わかりやすい「司法書士像」を描けるような司法書士法改正を目指していきたいと思います。  「市民の中へ」「市民とともに」生きるのが司法書士の姿です。

日司連総会の翌日、函館司法書士会にお招きをいただき、研修会でお話をさせていただく機会がありました。お与えいただいたテーマは「原発災害に対する司法書士会の取組について」でした。約2時間、発災当時の様子から、その後の司法書士会の取組、福島の今の姿、またこれからの課題等々のお話をさせていただきました。研修後半は東京司法書士会の清家会長のお話。これも現場を大事にする清家会長ならではの熱い内容で私も胸を熱くしました。

今後は、福島の災害対策実施本部長であるとともに日司連理事としても震災対応への取組に力を尽くしていければと思います。

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2015年6月12日 (金)

南相馬市原町区での相談

久しぶりに南相馬市が原町区に設置する相談センター(放射線総合対策センター)に相談員として行ってまいりました。現在、福島県司法書士会が関わる自治体主催の被災者相談会は、新地町、相馬市、南相馬市の3カ所あります。

相談は14時~16時の2時間。相談者は2名。原発賠償請求書の内容を問うものと、被災地に新たに土地を求めてマイホームを建てる際の手続きについて問うものでした。前者は原発被害者としての苦悩の相談、後者は、被災地に居ながら前向きに生きようとするエネルギーを感じることができる相談でした。

被災地に住む人々の心は様々です。落ち着かない気持ちを抱く人も多いかと思います。どんな相談でも、じっくりと耳を傾ける基本姿勢を忘れないよう心掛けなければなりません。ここでは、時間を区切っての相談は困難かもしれません。

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