2008年9月 9日 (火)

高齢者・障害者の財産と福祉を守る成年後見電話相談会

福島県司法書士会では、毎年敬老の日がある9月に標記相談会を開催しています。今年で12回目という歴史のある相談会です。税理士会、社会保険労務士会、人権擁護委員会、社会福祉士会、社会福祉協議会といった高齢者・障害者の問題解決のために関連する団体・機関からも協力をいただいて電話・面談の相談に応じています。

私が受けた電話での相談。50歳代後半の独身男性からの相談でした。警備員の仕事をしながら、90歳を超える老父の介護を一人で担い、警備員の仕事をしながら、心身ともに疲弊している様子が電話口の声から感じられます。父とともに・・・といった死をも示唆するような言葉ありましたので、時にはストレスからか興奮した口調で何の協力もしてくれない兄弟姉妹への恨みの言葉もじっくりと耳を傾けました。当初は法律相談が目的のようでしたが、最後はいろいろと思いを発散できたのか、落ち着いてあらためて考えてから司法書士会に電話をかけますという言葉で電話を切りました。

応えてあげるということが相談の大事なことかもしれません。自身の日々の執務姿勢をも省みる機会となりました。悩み苦しんでいる市民はたくさんいる、そのためのアクセスポイントを各地に作ってはいるものの、なかなか相談窓口にたどり着けないで彷徨う市民は少なくないなと感じています。

身近な相談相手を標榜する司法書士はもっと市民に近寄り、その顔を見せる必要があるのかもしれません。

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2008年8月 4日 (月)

星空を見ながら

8月2日の深夜11時からボーイスカウトの中学生、高校生らとともにオーバーナイトハイクに挑戦、7時間で27キロの距離を一歩一歩かみしめながら歩き通した。星空を見つめながら、カエルや虫の声を聞きながら、また、深夜の交通量の多さを感じながら、声を掛け合いながらひたすらゴールを目指した。

今、子供たちは深夜型が多いのだろうか。眠気を訴える者はいない。しかし、普段歩く機会が少ないのだろうか、後半は足を引きずる者が増えてきた。原始的に生きてきた私は、日常生活では睡眠している時間に起きていることが不思議。睡魔との苦闘が続けられた。歩くことは人間の基本。歩き通せたことに自分の足に感謝。

新しい朝を迎えることができたことに感謝!感謝!

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2008年6月23日 (月)

男女共同参画社会の実現へ

日本司法書士会連合会の第70回定時総会において、組織員より提案された「男女共同参画社会の実現を推進することを宣言する」議案が賛成少数のために承認されませんでした。

私は、男女共同参画社会とは・・・男性・女性というくくりで束ねることなく、それぞれの個性を大切に性別にかかわりなく「自分らしく生きることができる社会」であると考えています。

このような視点は、日々市民の相談を受ける私たち司法書士誰もが必要とされる視点ではないかと思います。引き続き、組織として、そして個々の司法書士がこの視点を抱くような活動は自分なりに進めていきたいと思います。それは、法教育の現場で子どもたちにも伝えていかなければならないことでもあります。

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2008年5月13日 (火)

時間創出法

ブログを書き始めて、いろいろと発信をしようと思いつつ、なかなか実現ができていないのが現実です。この連休中も法教育について依頼されていた原稿を締め切りを大幅に遅れて書き上げるという始末で編集者には大変な迷惑をおかけしている次第です。

さて、単位司法書士会の会長に就任をして約1年になりました。今は、定時総会を今月下旬に控えて、県内各支部(6支部)の総会におうかがいをして、挨拶をする機会を得、また、いろいろとご意見をいただいております。

確かに、公務が増えたのは間違いありませんが、そんな中、何とか時間を作る、創出しようと工夫をしております。まずは、昔からの早起きによる時間創出、電話の鳴らない静かな中での仕事は、昼間のあわただしい中での仕事と比べると、数倍の能率アップです。そして、電車やバスでの移動による時間創出も効果的です。自分がハンドルを持って移動する時には、耳からの情報しか入りませんが、電車やバスでの移動では、待ち時間も加えて本を読む時間を作ることができます。健康的であり、環境にも優しく、さらには町の様子も観察できるという利点もあります。

「忙しい」は言い訳でいくらでも叫べますが、そっと時間を創出することに密かな楽しみを見つけ始めている今日この頃です。

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2008年3月 7日 (金)

社会公益活動への誘い

福島県司法書士会の会長として、今月会員への発信メッセージです。

プロボノ活動(社会公益活動について書いてみました。)

社会公益活動への取組み~身近なところからの実践を~

 平成10年12月、ひとりの青年司法書士の熱い思いから「高校生のための法律教室」が県内で初めて開催されました。それから毎年多くの会員のみなさんの協力と教育現場の理解により、この事業は10年の歴史を刻んでまいりました。今年度は各支部の協力もあり、26の高校へ出向き、社会に巣立つ前の高校生たちに、消費者トラブルや契約社会での責任等について、身近な問題として捉えてもらおうと、多くの会員に語りかけていただきました。

私たち司法書士は、予防司法の担い手としても、市民から大きな期待を寄せられています。「法律教室」の講師として高校生たちに語りかけることのみならず、会員のみなさん誰もが日常業務の中で相談者や依頼者に対し、法律を噛み砕いてわかりやすい言葉で話すことにより、トラブルの予防に役に立っているということを実感することもあるのではないでしょうか。それこそが身近に行われている消費者教育・法教育のひとつの形なのではないかと思います。このように身近なところで法律家の使命としての社会公益活動を実践することができるのです。

司法書士倫理第7条には、「司法書士は、公益的な活動に努め、公共の利益の実現、社会秩序の維持及び法制度の改善に貢献する。」とあります。本会では、法律教室事業をはじめとして、講師派遣事業等を社会公益活動として推進しておりますが、これらの事業以外にも、相談センターや各種相談会での相談活動、民事法律扶助制度の活用等、司法書士としての職務を通じて社会への貢献を果たせる場面は私たちの職務の拡充とともにより多くなってきているものと思います。

まずは、身近なところから、社会公益活動を実践してみてはいかがでしょうか。

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2008年1月 4日 (金)

新しい年を迎えて

毎年仕事始めの日には、手帳の裏表紙に自分自身の心の目標を書き留めます。日々省みることが多々ある未熟な私にとって、この手帳に書き留める言葉を何度も繰り返し見ることによって、常に初心に返るきっかけとしています。

忙しくなるとつい、忘れてしまうもの。それは笑顔かもしれません。

心に余裕のない中で相談に応じることはとても相手に対して失礼だなと感じることがあります。相談者もその空気を察するのでしょう。少しでもエネルギー与えてあげたいと常々思いながらも自分自身が笑顔のない厳しい顔で相談に応じてしまうことがあります。

今年は少しでも心に余裕を抱きながら私を訪ねてくれる多くの相談者にていねいに応えていきたいと思います。心が通うこと、それが信頼につながり、いい仕事の完成と向かうのでしょう。

日々、依頼者、相談者から逆に教えられることが多いなと感じています。

深呼吸をして、心の空気を入れ替えることも大切なことかもしれません。

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2007年12月20日 (木)

顔の見える関係が大切

18日午後、某私立高校の法律教室に出かけてまいりました。対象は卒業を3ヵ月後に控えた3年生全員約350名。仲間の司法書士と5名で70分ほどリレー形式で話をしました。寒い体育館に集められた生徒たちは、耳は私たちの話に傾けてくれているのでしょうか・・・。ただ、顔が見えない・・・。おしゃべりをしたり、居眠りをしたり・・・。私たちの話がつまらないのでしょうか?

最後にマイクを預けられてお話をしたこと・・・。「話を聴く時には相手の顔を見よう。ホンモノを知るには相手との対話が必要。インターネットで世界が広がったと信じてはだめ。自分の目でホンモノを見極める力をつけて欲しい・・・と。」

短い時間でどれだけのことが伝えられるかいつも考えながら仲間とともに学校へ出かけていきます。飾らず、自分たちの言葉でホンモノを伝えることが私たちのすべきことと信じながら。

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2007年11月 2日 (金)

今年初めての法律教室

昨日、今年度初めての法律教室に参加をしてまいりました。私が住む地元福島県郡山市内のいわゆる田舎に位置する県立高校の分校です。全校生徒約100名(2年生の一部がインターンシップで不在とのこと。)が一同に会しての授業でした。

講師の司法書士は4名。110分という長い時間をいただきましたので、途中10分間の休憩をはさみながら、契約総論、コントによる実例紹介とコメント(クレジット、保証人、あいまい返事、クーリングオフなど)、そして評判の高い名物講師による金利の話・・・となかなか反応の少ない高校生たちを前に悪戦苦闘しながら、何とか伝えようと努力をいたしました。

最後の50代の司法書士講師の言葉。教育とは、後に残されていくものたちへ伝えるもの、それは、伝える者の義務でもある・・・親は君たちよりも早く死ぬ、だから、君たちがひとりで生きていけるようにいろいろなことを教えるのだ・・・と。家庭での教育の大切さをあらためて感じた言葉でした。

帰り際、授業中に余り反応のなかった生徒たちが元気に挨拶をしてくれました。何かしら伝えることができたかな?と思えるひとときでした。

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2007年10月 2日 (火)

ADRの基本理念

裁判外紛争解決手続(ADR)を司法書士会では立ち上げをしようとしています。しかしながら、弁護士助言の問題でなかなか進展をしていない面も否めません。それは、市民のための紛争解決手段として期待をされているADRに資格者同士の業際問題を持ち込んでいいることが影響されているようです。

ADRの基本理念として「当事者の自主性尊重」ということが掲げられています。まさに法教育でめざすものと同じであります。個々の紛争解決能力を生かし、伸ばす、そして自らが主体的に紛争解決に臨む。これこそが本来的な満足のいく紛争解決手段なのではないでしょうか?

そのためには、私たち法律家はどのようなスタイルでADRを通じて市民にお手伝いをすることができるのか、あらためて基本理念から考え直していきたいと思うこの頃です。

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2007年9月16日 (日)

あなたのくらしを守る司法書士

毎年10月1日からの一週間を「法の日」週間とし、全国各地でも相談会等が開催される予定になっています。これは、昭和3年10月1日に陪審法が施行されたことにより、翌年から同日を「司法記念日」と定められたことに由来しており、昭和35年から「法の日」とされ、様々な事業が毎年開催されています。

今こそ、法は誰のものかをあらためて考えるときなのではないでしょうか。私たちのくらしの中に深く関っている「法」を私たち自身がどれだけ理解しているでしょうか。社会生活にとって必要不可欠なルールとしての「法」がくらしにどれだけ役に立っているのか、あまり考える機会はないかもしれません。そのルールが不具合だなと感じることはありませんか?ルールはみんなで作り、みんなで守り、そしてみんなでよりよいものに作り変えていくものなのではないでしょうか。こんなことを考え、話し合うことも大切なことなのです。これが「法教育」でもあるのです。

「法の日」を記念して、私たち福島県司法書士会では、標記のタイトルで新聞広告を掲載する予定です。「法」とは何か、それを考える機会にしてはいかがでしょうか?

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2007年9月 3日 (月)

コンピューター化時代にこそ

オンライン申請利用促進策が具体化

~コンピューター化時代にこそ求められること~

 オンライン申請による登録免許税の軽減措置(所有権の保存・移転登記ならびに抵当権設定登記、株式会社等の設立登記の場合、登録免許税額を上限5000円とする100分の10相当額)が平成20年1月1日に施行され、また、同時期に、不動産登記における添付書面別送方式(いわゆる半ライン方式)の導入、資格者代理人による登記識別情報の職務上の証明請求等ができる運用となる予定となっております。これらオンライン申請利用促進策が具体化されますと、私たち司法書士のオンライン申請への取り組みは必須となってまいります。この前提として電子証明書を取得する必要がありますので、この機会に全会員が取得することを目指したいと思います。ご協力をお願いします。

 一方、司法書士の職責としての登記申請業務における本人確認及び登記申請意思確認の徹底を求められております。様々な場面でコンピューター化が推進されている中で、法律実務家として、依頼者と向き合う基本姿勢を見直す必要性をあらためて感じているところです。

 私たち司法書士は、依頼者の人生の様々な場面に出会い、ともに考え、行動することも多いのではないでしょうか。今こそ心豊かな法律家としての司法書士の存在が求められているのかもしれません。幅の広い年齢層で構成される本会の会員のみなさんがそれぞれの良さを発揮することにより、市民のために貢献できる身近な法律家として、より厚い信頼を得ることができるのではないでしょうか。

・・・・・・・

今月の福島県司法書士会会長としての会員へのメッセージです。

人を大切に、心を大切に、心の叫びに耳を傾けることができる法律家として私たちは日々努力していかなければならないのではないでしょうか。

そんな思いを込めています。

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2007年8月 7日 (火)

単位会会長としてのメッセージ

本年5月19日より福島県司法書士会の会長として仕事をしております。2年間の任期中は、地元での活動に重心を移すことになります。

毎月会員向けに会長よりメッセージを届けております。今月発信のメッセージをご紹介します。

   

  司法ネットの核として ~第1回会員研修会で学んだもの~

7月28日、福島県青少年会館(福島市)において今年度第1回会員研修会を開催し、多くの会員のみなさんと有意義な時間を共有することができました。

研修会では異なったテーマで講演されたお二人の講師が、期せずして同じような提言を私たちに投げかけてくれました。

まず、「リーガル・エイド」をテーマにお話しいただいた大石哲夫氏(法テラス本部)は、期待する司法書士像を「プランニングのできる法律家」として、司法書士が拠点として他の専門家や諸機関との連携をとりながら市民の法的支援のニーズに応えるべきではないかと語りかけてくれました。また、「企業法務」をテーマにお話しいただいた河合保弘氏(大阪司法書士会)は、司法書士が行うべき企業法務の位置づけとして、「総合的な知識・アイディアを提示する提案型業務を担う役割」としたうえで、この提案型業務への進出のためには、同業種及び他分野専門家とのネットワーク化が不可欠であると語りかけてくれました。

 いずれも私たち司法書士が核となって、市民のための法的支援、司法アクセス確保のためにネットワークを築いていくべきではないかという提言であったと捉えています。これは、総合法律支援法においても明確に法的位置づけがなされた法律家としての司法書士が担うべき大きな役割ではないかと思います。

 そのためにも大切なこと・・・それは、会と会員、そして会員相互の信頼と

お互いに顔の見える関係を築いていくことではないでしょうか。

                        会長 髙 橋 文 郎

 

 法教育の研究、実践はこれからも続けてまいります。その中でメッセージとして伝え

べきものは様々な場面でお伝えをしていきたいと思います。

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2007年6月11日 (月)

心の叫びが聞こえますか

娘が通う中学校では、毎年6月の日曜参観日に教育講演会を開催します。今年は、高木慶子(たかきよしこ)先生のお話でした。多方面で活躍される中、いちばんのおつとめは「祈ること」と話される素敵なキリスト教者の愛情あふれるお話でした。

レジュメから先生の言葉を紹介させていただきます。

「子どもの心の叫びを聞きたいなら、大人のほうから子どもの心に近づき、寄り添うことではないでしょうか。心のシグナルを見分ける秤はないとしても、毎日の生活で、愛の心で小さなことでも注意深く見ているなら、見えてくることもあると考えます。しかし、両親だけでは見えない部分も確かにあると思います。そのために、周囲の方々(教師、友人)からの協力を、謙虚にお願いし、親としての限界を良く知っておきたいと思います。そのように、両親だけではなく多くの人々によって、子どもの心の叫び・シグナルが理解され、未来を築く子どもたちが心豊かに成長していくことと信じています。両親及び大人にとって最も大事なことは、いくつしみと愛情ある心で、子どもたちを見守ることではないでしょうか。」

心豊かな子どもたちの成長のために、私たち大人がすべきことはたくさんあるのではないでしょうか。司法書士という職業人としてではなく、ひとりの大人としてあらためて考えていきたいと思います。

荒川静香さんがオリンピックで金メダルに輝いたときに流した曲の紹介がありました。「You Raise Me Up」という曲、覚えていますか?「あなたが励ましてくれるから 山の頂にも立てる あなたが励ましてくれるから 荒ぶる海も渡っていける 私は強くなれるのよ あなたの支えがあれば あなたが励ましてくれるから 私以上の私になれる」

あなたはひとりではないよ、悩み苦しみ私たちの目の前に現れてくれる市民のために、そんな言葉をかけてあげたい、できる限りの力を尽くしてあげたい。

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2007年5月27日 (日)

パトローリング

私は、幼少時、引っ込み思案な性格でした。このような性格は大人になっても変わることはないのでしょう。今でも人前で話をすることは得意ではありません。小学校3年生の時にボーイスカウト活動に両親に入れられ(団体生活になじむようにという親心だったのでしょうか)、その後、ず~っと続けています。異年齢で構成されるボーイスカウトのグループは「班」=「パトロール」と言われ、班長、次長、そして班の中で様々な役割分担をして班の運営をします。子どもたちは、成長するにつれて、班長、次長になれることを目標にがんばります。そして、いざ、その立場になったときには、その責任の重さを身を持って体験することにもなります。

パトローリングとは、班での活動のことを言いますが、たとえば、ハイキングのときでは、年長者が先頭と最後尾を歩き、年少者をガードします。また、自然の中では、班員それぞれが分担をして多方位を観察し、安全を確認しながら前に進んでいきます。自然と役割分担と責任を身につけていきます。

今、ボーイスカウト運動は厳しい状況にあります。子どもたちは部活動やスポーツ少年団など様々な活動をし、特にスポーツ活動については、勝敗がかかわるだけに練習を休むことができなくなり、優先順位として、ボーイスカウト活動はどうしても不利な立場になってしまいます。でも・・・ほんとうに生きる力を育むのは、すぐには結果を出すことはないけれど、一生涯を通じて学び続けるボーイスカウト活動こそができることではないかと信じています。

よりよき社会人になる・・・そんな壮大な目標を抱いた地味な社会活動ではありますが、今こそ、大切な社会教育なのではないかと思います。

社会に奉仕できる大人になり、よりよき社会を築くことを目標に生きる。そんな人生を歩みたい。そんな私もまだまだ発展途上です。

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2007年4月28日 (土)

第14回法教育推進協議会

4月27日15時より、法務省において、平成17年から開催されてきた法教育推進協議会の2年任期の最後の会議が開催されました。これまでの協議、検討されてきたもののとりまとめと今後の検討事項についての意見交換がなされました。

今後検討がなされるべき主要な事項として○学習指導要領の改訂状況を踏まえた法教育の推進の在り方○社会教育における法教育とこれを支える発信基地のあり方○学校教育における法教育と政治・経済・倫理教育との連携の強化とその成果の法学・経済学・倫理学へのフィードバック○大学の教育学部における法教育関連の取組みの強化○民間における法教育教材作成の支援のあり方・・・があげられました。これから2年間は新たなメンバーでさらなる推進のための議論と実践がなされていくものと思われます。司法書士会としても、今後も精力的に法教育の推進に力を注いでいかなければなりません。

委員会でも議論になり、私も発言をしましたが、学校現場だけに法教育をゆだねるのではなく、生涯教育としての法教育をおとなも子どもも一緒に学んでいくことも本当に法教育を根付かせるためには必要なのではないでしょうか。

さらなる議論、実践に期待としていきたいと思います。

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2007年4月 8日 (日)

司法書士法教育ネットワーク

法教育・消費者教育をこよなく愛する司法書士の有志のみなさんの手により、ネットワークを立ち上げることになりました。法教育仲間の小牧美江司法書士(大阪司法書士会)を中心とする熱い仲間がこの立ち上げに尽力をしていただきました。

ぜひ、ご参加ください。

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司法書士法教育ネットワークに参加しませんか

「法教育」とは、法律専門家ではない一般の人々を対象として、法や司法制度、これらの基礎になっている価値を理解し、法的なものの考え方を身に付けるための教育で、思考型、社会参加型という特徴を持つものです。

消費者教育を通じて、社会科・家庭科などの教科教育で、総合の時間や教科外活動を通じて、様々なテーマで「法教育」の取り組みができます。

私たちは、この「法教育」に取り組む司法書士のグループです。

 グループのホームページ http://www.jcmo.zaq.ne.jp/laweducation/ 

このサイトを「たまり場」にして、全国各地の高校、大学、専門学校などで出張法律教室活動をしている司法書士のみなさんと、「法教育」の授業についての情報交換・意見交換をすることを目的としています。

「たまり場」をのぞき見するだけでなく、どうぞ、気軽にネットワークに参加して、

教材開発ブログ(会員専用)にも直接ご意見をください。

また、法教育に関心を持ち、私たちの提案にご意見をいただける教育関係者のみなさんにも、私たちの情報交換・意見交換に、ご意見、ご参加いただきたいと考えています。

ゆるやかに、気長に、そして楽しく

みんなで育てるネットワークに、あなたもぜひ、ご参加ください。

2007年4月8日

 司法書士法教育ネットワーク

 呼びかけ人 代表 髙橋文郎 (福島県司法書士会)

菊地啓介 (札幌司法書士会)   安藤康子 (茨城司法書士会)

伊見真希 (千葉司法書士会)   丸山孝一 (長野県司法書士会)

松坂良太 (愛知県司法書士会)  本塚麻子 (愛知県司法書士会)

外山玲那 (愛知県司法書士会)  小林由夏 (愛知県司法書士会)

田中 宏 (愛知県司法書士会)  西脇正博 (京都司法書士会)

内藤 卓 (京都司法書士会)   植森春奈 (京都司法書士会)

隅防俊幸 (大阪司法書士会)   河合保弘 (大阪司法書士会)

髙山完圭 (大阪司法書士会)   中井明子 (大阪司法書士会)

田實美樹 (大阪司法書士会)   小牧美江 (大阪司法書士会)

西山弓子 (奈良県司法書士会)  堀端 望 (和歌山県司法書士会)

竹村秀博 (広島司法書士会)   井口 博 (愛媛県司法書士会)

原田大輔 (福岡県司法書士会)

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2007年3月27日 (火)

旭川での法教育意見交換会

3月24日午後、旭川市内で開催された日本司法書士会連合会主催の北海道ブロックにおける法教育の意見交換会に行って参りました。

北海道には、札幌、旭川、函館、釧路と4つの司法書士会があります。札幌は司法書士会員数も多く、積極的に高等学校を中心に消費者教育・法教育事業を行っていますが、他の各会は、少人数で多くの事業を行っているという実情があります。意見交換会には各会の担当役員や講師として教育現場で実践をしている会員の参加があり、この事業の重要性については十分に認識を深めてもらったかと思います。

されど、人がいなければ事業もできないというのが小規模会が抱える大きな悩みかと思います。今回北海道に出向いて、まさに現場の苦悩というものを肌で感じてまいりました。ニーズがあれば、対応するために他会からの講師派遣ということも考えていかなければならないかも知れません。人材バンクの創設や相互支援の方法も考えていかなければならないでしょう。

教員側への理解も深めていく努力をしなければなりません。教育の機会は均等にすべきだという意見もありました。私たち司法書士がずべての高校に講師を派遣するということはできません。教育現場での主体的な法教育・消費者教育の実践に法律実務家として支援することも大切な役割かと思います。

200~300キロという移動距離を日常的に会話をする北海道の司法書士のみなさんのすごさ、これには驚きました。でも、そこにも司法書士がいるのですね。往路は羽田経由で飛行機を利用して約5時間、復路は電車~寝台列車を乗り継いで約14時間。今回の旅は滞在時間は少なかったものの、現場のみなさんの気持ちを知ることができて大変有意義なものでした

ともに参加した法教育推進委員会の仲間の熱い語りに心を動かしてくれた北海道のみなさんにこれからの活動を期待したいと思っています。

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2007年3月 4日 (日)

自立する力

私の事務所には、毎日のように新たに多重債務問題で悩み苦しむ人々が相談に来ます。最近では、「インターネットで調べた」「看板を見て」といった、これまでにはなかったアクセスルートで訪れる人も増えてきました。これまでは何らかの紹介ルートで来る相談者がほとんどでした。「司法書士が多重債務問題に関る専門家」という認知が広がってきたということでしょうか?

先週、2人の30代の男性が両親に連れられて相談に来ました。多重債務に陥った原因には本人の甘さも見え隠れします。おそらく任意整理をすることにより、大きく負担を減らすことができそうな事案です。ともに両親が金銭的支援をしてくれるということで同行をしてきました。でも、自身の責任で背負った借金であるのならば自身の力で何とかすべきだろうと私は考えています。そして、私自身の考えを相談者本人に投げかけます。目の前の負担が軽くなった後の自身の人生設計をどのように立て直すことができるのか、とも問いかけます。

少しでも解決のために力があるのならば、自身の力で解決する努力をしてほしい。それがほんとうの解決方法なのではないでしょうか。「死にたい」と電話をかけてくる相談者がいます。「死んで何を解決できるの?」「あなたが死んだあとに苦しむのは誰?」少しでも生きる力を与え、ともに人生を考える、そんなことも日々の仕事を通じて多くの司法書士が取り組んでいるのです。

法律専門家が主導して解決をするのではなく、「一緒に」悩みながら解決への道を歩む、それが本人にエンパワーすることでもあり、これから先歩み続けていくためのほんとうの解決への道なのかもしれません。

だから、法教育は大事なのです。「ほんものを知ること」「考えること」「自身の力で生きていくこと」そんなことを日常業務の中でもともに学ぶ毎日です。

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2007年1月28日 (日)

市民の中へ

日本司法書士会連合会(日司連)が主催する全国の新人を対象とした中央新人研修が東西(つくば・神戸)の2会場で開催されています。この新人研修の最終講義時間で「市民の中へ」というテーマで市民の中に飛び込み活動する姿を新人のみなさんにパネルディスカッションという形式で語りかけています。私はこの講義を担当させていただいて5年目となります。司法過疎地で市民のために働く司法書士、路上生活者のために法律相談活動や法教育活動をする司法書士、さまざまな形で市民のために働く司法書士と毎年新人のために語ってきました。

今年は、25日につくばでの講義を終え、本日(28日)、これから神戸会場での講義があります。

私たち司法書士は、市民の中に飛び込み、市民の声を聞くことによって、初めてホンモノに接することができます。資格を得るための勉強の中では学べないもの、それが社会の中にはあります。そんなことを語りかけ、真に市民のために働くことができる司法書士となるためには何をすべきか、どんな思いを抱きながら仕事をすべきかをともに考える機会としています。

今年のパネラーの一人は、「市民の中へ」を受講したことがきっかけで社会活動に取組むことになったそうです。地道に種を蒔いていけば、必ずやつぼみとなり、それを花と育てる人が現れるのですね。

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2006年12月24日 (日)

第12回法教育推進協議会

12月22日、法務省会議室において、第12回法教育推進協議会が開催された。各方面の専門家を招聘しての法教育に参考となる意見をお聞きする機会が続いていますが、今回は、司法制度改革審議会会長も務めた現近畿大学法科大学院の佐藤幸治教授から「日本国憲法の保障する「基本的人権」の意味について~「法教育」との関連において」というテーマでのお話をいただきました。

法教育については、現実の社会に生きる一人一人の立場から法をとらえ、能動的な姿勢で学ぶことが必要、システムを学ぶものではない、という法教育研究会での考え方を評価されていました。また、統治主体として、国民が社会に対しても責任を負っているという意識の高揚が必要であり、そのために法教育が果たすべき役割も大きいというお話もありました。

佐藤教授が現在関っているロースクールにおいても、学生と社会との接点を持つ活動として、法教育の活動に参加させたいという考えも述べられました。ロースクールが法情報の拠点として、法テラスと連携をしていくことも考えられるのではないかというこれまでにはない視点での考えも述べていました。

佐藤教授が公民の教科書の最後に書いたという「公民を学んで」という一説が私の心に響くものがありました。

「わたしたちは、一人一人がかけがいのない存在としてこの地球に生まれ、それぞれの個性に応じた生き方を見い出し、その生命を全うして次の世代へとバトンタッチしていきます。一人一人にとって二度とない人生です。わたくしたちは、一人一人の人間がこのようにかけがいのない尊い存在であることを、おたがいに認め合うことから出発しなければなりません。」

「わたくしたちはそれぞれの人生を自らの力で切り開く努力をするとともに、多くの人たちによって生かされていることにも思いをおよぼしながら、他の人たちのためにも生きることの意味を実感したいものです。」

私は、ひとりの司法書士として、また、ひとりのおとなとして、今の社会の現実を見つめながら、先達たちが築いてきた社会のすばらしさを子どもたちに伝え、さらにより幸福で豊かな社会とするために君たちが主人公として主体的に社会を作り上げていって欲しいということを法律教室という活動を通して、仲間とともに語り続けています。

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2006年12月11日 (月)

奈良県司法書士会法教育研修会

12月10日日曜日、奈良市内の鹿たちがのんびりと過ごしている奈良公園内にある奈良県新公会堂というすばらしい会場で、近畿司法書士会との共催で標記研修会が開催されました。「法教育研修~法教育の現場から~」というテーマでの研修会で、基調講演として私がお話をさせていただく機会をいただきました。自身の体験、全国の取組み状況等を報告しながら、1時間弱法教育についてお話しをさせていただきました。

講演後、私よりも年上の司法書士さんから声をかけていただきました。比較的若い司法書士さんが学校等へ出向いてお話しをしているようですが、司法書士以外の人生も積んだ人たちが子どもたちに語りかけるということもとても魅力的なことではないでしょうか?若い方とは違う味のある話が聞けそうです。おとなへの法教育も大事、教育するおとなが法教育を学んでいなければ子どもたちに伝えることはできない・・・というご意見もいただきました。もっともですね。

休憩時間に周りの景色をぼ~っと眺めていたら、地元の司法書士さんに奈良の魅力を話していただきました。帰りに大仏殿の雰囲気だけを外側から味わうことができました。鹿の赤ちゃんがお母さんのおっぱいを飲むほほえましい姿にも遭遇をしました。奈良のみなさんのやさしさを感じた一日でした。

法教育を通じて出会った人たちはだれもがとてもこころが豊かなやさしい人ばかりです。素敵な出会いをこれからも求めていきたいと思います。

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2006年12月10日 (日)

群馬県司法書士会での意見交換会

12月9日(土)午後、群馬県前橋市の群馬県司法書士会の会館において、関東ブロック司法書士会に所属するみなさんを対象にした「法教育推進のための意見交換会」が開催されました。この意見交換会は、全国あまねく法教育(法律教室事業)に取り組んでもらおいうと開催をしているものです。今年度は10月に愛媛市で四国ブロック司法書士会を対象に開催、来年2月には北海道ブロックを対象に旭川市で開催を予定しています。

昨日は、東京、栃木、新潟、静岡、長野、群馬から法教育を担当するみなさん、現場で講師を努めているみなさんが参加してくれました。これから取り組もうとしている地元群馬会からは、会長さんも参加をしていただきました。

各地での取り組みを知ることは、とても有意義なものです。人材確保・育成のために、身近な地域で参加をしやすいように支部組織を活用した取り組みは各地で行われているようです。新潟では、ビデオを作成し、県内各地で見てもらい、それを見て誰もができるという方法を進めているということでした。栃木では、朗読劇のシナリオを作り、子どもたちに参加をしてもらうという方法(効果音あり)を取り入れているということでした。東京では、支部長を対象にした法律教室の実演を行い、それを機会に支部での取り組みをしてくれるようになったということでした。

今、各司法書士会では多くの事業を抱えている中、法教育(法律教室)事業にも熱心に取り組んでいただいていることにいつも感動と共感を抱いております。これからの社会を築く子どもたちを育てる「教育」に少しでも司法書士の立場で関れることにすばらしさを感じ、また、同じような仲間が全国にいるという心強さを感じております。

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2006年12月 2日 (土)

地元高校での法律教室

日本司法書士会連合会(日司連)や法教育推進協議会(法務省)での法教育推進活動を行う私の「基地」はやはり地元での法律教室活動です。福島県司法書士会では、平成10年から活動を始めました。今年は37の高校から開催申し込みがきています。福島県は広い県土を有し、皆さんご存知(?)の会津磐梯山があり、新潟県に隣接する会津地方、太平洋に面する浜通り地方(いわき)、そして、県都福島市や経済県都とされる郡山市、そして白河の関でも有名な白河市がある中通り地方があります。今年からは、できるだけ地元密着型の方法で、その地域に事務所を有する司法書士仲間に地元の高校へ行ってもらおう、そして講師の拡大に努めようという方針で活動を展開しています。私も参加した11月30日の法律教室には、地元司法書士会の支部長に参加をしていただきました。始まるまでは相当に緊張していましたが、本会で準備した資料を目を通すものの、本番では、見事、自分の言葉で子どもたちに熱く語っていました。

やはり「現場」はいいものです。

本日は、日弁連のシンポジウム「みんなにとどけ 消費者教育」に参加のために東京に来ています。法教育仲間の伊見司法書士が司法書士会の取り組みの報告をすることになっています。あらためて報告します。,

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2006年11月18日 (土)

声を聞く法律家

なかなかブログを更新する時間がありません。勝手に立ち上げていながら、ときどきお読みいただいた感想をいただいていますことに感謝申し上げます。

最近、途絶えることなく多重債務の問題を抱えた相談者が事務所を訪れてくれます。先週は毎日、新しい相談者の訪問を受けました。今週も毎日、受任中の依頼者の打ち合わせや法律扶助契約(法テラスに法律扶助事業が引き継がれてから扶助契約司法書士の事務所で契約ができるようになりました。)のための依頼者との面談、任意整理での和解済の依頼者への支払催促や和解交渉のための債権者からの電話への対応、さらには破産申立書作成や過払返還訴訟の申立準備等、事務所スタッフ(2人の若い司法書士志望者)とともにてんやわんやの日々をすごしてきました。

そんな中、最近はとても心が不安定な相談者が多いように感じています。約1時間の最初の面談中、心の不安を吐露していきます。それまで自分だけでつらさに耐えながら無理な返済を繰り返してきた男性は面談終了後、ほっとしたのか、涙を流し始めました。家族にも打ち明けられず、裁判所や弁護士会の相談会に行くも事務的な説明で終始し、余計に心が乱れてしまった女性は、私のことも最初は警戒しながら話はじめました。心療内科のクリニックからの紹介で相談に来る方も少なくありません。悲痛な叫びを受け止める場所がもっともっと市民の身近な場所に必要なのではないでしょうか?十分な知識を得ることもできずに破産手続きをしてしまうこともあるのではないでしょうか?破産申立!と事務所に飛び込んで来た相談者の事案が最終的には過払金で数十万円を手元にお返しすることができるという結果を得ることもありました。

日々の業務の中でも正確な法情報を伝える必要性を感じ、また、相談者の声に耳を傾け、ともに解決の道を探していこうという意識の共有、そんな中でも「法教育」の必要性を感じます。最終的には相談者自身の力で今後の人生再生のための努力をしていかなければなりません。クリニックからの紹介で訪れる相談者は心療を受けながら依存症の仲間の自助グループに通いながら私の事務所にも足を運びます。心を受け止めてくれるいくつかの場所とつながりながら、自立への道を模索するのです。そんな後押しをしてあげたいと思いながら私自身も毎日を生きています。

こんな、声を聞く法律家、司法書士の仲間がもっといたらな~!という思いで、数年前から毎年クレサラ問題に特化した勉強会を個人的に開催してきました。今年は今日、開催されます。実務のスペシャリストである石川芳弥司法書士(宮城県会)の講義とジェンダー等人権の視点で相談者とどう向き合うべきかというテーマで法教育仲間の小牧美江司法書士(大阪会)の講義を受ける機会を設けました。

ほんとうに市民に身近な法律家として私たちはどうあるべきか、私自身も悩みながら、動きながら考えていきたいと思います。

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2006年10月19日 (木)

ピアメディエーションと法教育

日本司法書士会連合会の組織の司法制度対策部の中にあるADR対策部にピアメディエーション検討ワーキングチームが設置されました。このチームに法教育推進委員会の立場で参画することになりました。昨日、第一回の会議がもたれ、今後の活動方針等について協議をいたしました。

私自身、ピアメディエーションへの理解が十分ではありませんが、同じコミュニティーにいるピア(仲間)が自主紛争解決のために力を出し合い、法的紛争解決よりも人間関係重視の視点での紛争解決をはかるということのように理解をしています。

レビン小林久子さんの書籍の中には「学校調停」ということで、アメリカでの子どもたちが主体となって運営されている学校内でのピアメディエーションの活動が紹介されています。

アメリカの子どもたちは、年少時から、紛争解決能力を備えるための体験的学習をするということをアメリカの調停者の講演の中からお聞きしたことがあります。紛争に対してきちんと向き合い、自らの力で解決する力を備えることによって、ADR制度も生かされていくのでしょう。そして、司法制度も効果的に機能していくのでしょう。

今後、ワーキングチームでは、アメリカの教育プログラムの研究、ピアメディエーション実践者との意見交換を経て、具体的なプログラムを法教育カリキュラムのひとつとして作り上げることができないかの検討を進めていく予定です。

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2006年10月 1日 (日)

第10回法教育推進協議会

9月26日午後、激しい雨が降る東京霞ヶ関の法曹会館で第10回法教育推進協議会が開催されました。ここのところ、複数名の委員が欠席していることが少々気になるところです。初回からの皆勤は土井座長、江口教授、鈴木弁護士と私だけかもしれません。

さて、今回の会議では、これまで学者のみなさんを招聘して様々な視点からの法教育についての意見を取りまとめた内容が事務局(法務省司法法制部)から提示されました。その中からいくつか紹介をしていきましょう。

1.法の特質 ○法には、以下の特質がある。①強制権力の行使と規制②一般的なルール・原理による権利義務関係の規律③法的意思決定方式(一定の要件に該当する事実の存在が認定される限り、その事実に一定の法的効果を与える)○法の強制力を裏付けるものは、物理力ではなく法の正しさである。○法に従う個々人は、自分が正しい法に従っているかどうかということを自己責任でいつもチェックする必要がある。○立法機関が私たちの法を作っているのだという信頼を常に確保していくことが法教育の重要な一機能となる。○日常生活の中で、法(ルール)を作り、法を執行し、法を利用するのが正規な状態で、そこがうまくいかなかった時に病理が発生し、裁判システムというものが使われる。

・・・つづく・・・

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2006年9月22日 (金)

日弁連消費者教育シンポジウム

12月2日13時より、日本弁護士会連合会等の主催で消費者教育に関するシンポジウムが開催されることとなりました。シンポジウム名称は「みんなにとどけ 消費者教育~消費者教育を受ける権利の実現に向けて」です。

このシンポジウムでは、消費者教育に関る諸機関の連携についても大きなテーマとして考える機会となろうかと思います。司法書士会にも取り組み状況の報告させていただけることとなりました。この準備のために、9月20日に日本司法書士会連合会法教育推進員会から委員長の私と伊見副委員長が日弁連会館で行われた打ち合わせ会議に出席をしてまいりました。消費者教育についての両連合会での公式な会議というもの初めてではないかと思います。両連合会の取組状況、問題点等、意見交換をさせていただきました。同じ思い、同じ悩みと共通する点が多々ありました。これまでは単位会でも協力関係が築かれているという報告はほとんど聞いておりませんでした。両会は、職域に関する問題で難しい関係の単位会もあると聞き及んでおりますが、「教育」という市民のための活動という視点では、同じ消費者問題に取り組む法律家として今後協調、協働できるのではないかと感じております。

消費者基本計画の中でも、消費者の自立のための基盤整備、そのために必要な消費者教育、そしてそれをさらに充実させるための消費者教育に関る諸機関の連携の必要性が記述されております。この実現のためには、弁護士会、司法書士会相互の今後の連携も大事になっていくかと思います。

市民のために・・・

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2006年8月24日 (木)

第9回法教育推進協議会

8月22日、まだクールビズ姿が主流の霞ヶ関の法務省会議室で第9回目となる法教育推進協議会が開催されました。毎月1回、福島県郡山市の事務所から約2時間余りをかけての小旅行、2時間程度では首都圏では通勤範囲内でしょうか?時間があるときは、日弁連会館の書店で専門書を探します。

さて、今回の会議では、まず元東京大学総長の佐々木毅氏から政治学者の視点から、また教科書作成に関わってきた立場からの講演がありました。教科書の作成側の視点での教科書評価は興味深いものがありました。「教科書は理想的な社会像を描き、それを発信し続けてきている」「そのような限定的な社会イメージゆえに想定の範囲が狭くなりがち」といった指摘がありました。なるほど。で、あればそれをどうしたらいいのでしょう。私たち司法書士は教科書と社会の現実とをつなげることができると思い学校へ行き、子どもたちの前で話をしてきました。教室の中では黒子的な役割かもしれませんが、何かを伝えたいという思いを抱いています。教科書人間では想定外のイレギュラーなことが目の前におきた場合に対処できるか、応用ができなければ社会では生きていけないのではないでしょうか。そんなことも「生きる力」となるのではないでしょうか。

もうひとつのテーマは「裁判員制度」教材案の検討でした。法教育が裁判員制度の広報に利用されてしまうのではないかという危惧を抱いてきました。今回の協議会では、制度教育は最低限で制度を支えるこれからの子どもたちにはもっとベーシックな法教育をすべきだという認識を協議会の中であらためて感じることができました。これからさらに教材検討部会の中でよりよい教材作りが進められることを期待したいと思います。

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2006年8月18日 (金)

法教育を考える分科会のご案内

日本司法書士会連合会が主催する「消費者被害救済実務セミナー」が11月3日~4日に千葉市内で開催されます。一昨年から消費者教育・法教育をテーマにした分科会を設置していただいており、私たち日司連法教育推進委員会(旧・初等中等教育推進委員会)で企画運営をしております。委員会仲間でもある小牧美江司法書士のブログでも紹介されております。ご覧ください。

http://blog.goo.ne.jp/k-mie_2006/e/71860a355eb630d52444aa67d2d7dece

このセミナーは、クレサラ問題に取り